みなさんはサドベリースクールをご存じですか?
子供たちをひとりの人間として扱い、勉強も遊びも自主性に任せて、自由に学べ
るフリースクールです。生徒とスタッフの総意で、民主的に運営されています。
2008年にボストンへ行ったとき、本家のサドベリースクールを視察しました。
学校というより、広大なお庭のある邸宅という感じで、威圧感がありません。
夏休みだったので生徒には会えませんでしたが、スタッフの方から色々なお話を
うかがうことができて、自由な雰囲気を感じることができました。
ボストン サドベリーバレースクール http://www.sudval.org/
いま日本でも、私の何人かの友人が各地のサドベリースクールのスタッフとして
運営に携わっています。
東京サドベリースクール http://tokyosudbury.com/
湘南サドベリースクール http://shonan-sudbury.org/
沖縄サドベリースクール http://www.okinawa-ss.com/
そして今月、静岡でサドベリー関係者が集まる公開シンポジウムが開催されます。
サドベリースクールをはじめとする全国の教育関係者が静岡大学で一堂に会し、
静岡大学教育学部や教育委員会の関係者と、意見交換を行うそうです。
静岡で始まるこの動きは、新しい教育の潮流をつくり出す予感がします。
誰でも無料で参加できるイベントなんですね。
この機会に、大好きなことをやって生きる教育に触れてみませんか?
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
中部教育学会 第60回記念大会
公開シンポジウム & ラウンドテーブル
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
会場:静岡大学
日時:2011年6月25日(土)
13:30 ~ 15:50 公開シンポジウム(共通教育B棟301室)
「21世紀の公教育 オルタナティブ・スクールとの対話」
16:00 ~ 17:00 ラウンドテーブル(共通教育A棟201室)
「デモクラティックスクールの可能性」
会費:無料(事前申込み不要。どなたでもご自由にご参加いただけます)
公開シンポジウムの詳細はこちら↓↓↓から
http://www.ipc.shizuoka.ac.jp/~emfujii/chubu/
2011年6月15日水曜日
2011年6月12日日曜日
サドベリースクールについて学ぶ勉強会を開催しました
6月11日(土)に、勉強会を開催しました。
勉強会は、ライフワークスクールの受講生向けに開催しています。
そのタイミングに合ったテーマを選び、一冊の本を課題図書として
それを読んだ上で、意見交換を行っています。
今回のテーマは、サドベリースクールです。
今月25日に静岡大学で公開シンポジウムが開催されるのに先立って、
しっかりと予習しておこう、というわけですね。
公開シンポジウム 「21世紀の公教育 オルタナティブ・スクールとの対話」
http://www.ipc.shizuoka.ac.jp/~emfujii/chubu/
まずはサドベリースクールがどんな学校なのか、を知るところから。
今回の課題図書は「世界一素敵な学校」ダニエル・グリーンバーグ著でした。
当日、静岡の朝は、激しい雨。電車のダイヤも大幅に乱れました。
しかし、会が始まる前に雨は上がり、遅れる人もなく始めることができました。
最近受講された方も参加されたので、まずは自己紹介と近況報告から。
「予定していた仕事が、実は急に方向転換することに…」
「ライフワークカウンセラーの認定がとれました」
「地震のあとに、いろいろな感情が出てきたけど、それと向き合うことができた」
「ライフワークの新しい方向性に気づきました!」
状況はひとりひとり違いますが、みんなの人生が進んでいることを感じました。
勉強会に出ると、仲間からたくさんの刺激を受けることができます。
それこそが継続的に集まることの、本当に成果かもしれません。
さて次に、課題図書を読んだ感想をシェアしていきました。
「これは自分が通いたかった学校です」
「自分の子供を通わせてみたい」
「親として通わせたいけど、すごく悩む…」
「何らかの形で、運営に貢献してみたい」
さすが受講生の集まりで、ほとんど肯定的な感想ばかりでした。
続いて、本家ボストンのサドベリーバレースクールを紹介したビデオを鑑賞。
そこで私たちは、想像以上に厳しい学校生活を目の当たりにすることに…。
自己責任と自由というのは、聞く(読む)と見るのとでは大違いでした。
自分ひとりで、黙々と数学を勉強する少年の姿。
プロジェクトの資金集めのために、アイスクリームを学内で売る少女。
4歳の子供に、親が「自分の教育には自分で責任を持つのよ」という場面には
思わずため息が漏れます。
お金を盗んだ少女の処分を、みんなで審理して決めるプロセス。
卒業を認めてもらうために、自分の進路をプレゼンして質問に答える様子。
本だけでは肯定的だった雰囲気が、ビデオ鑑賞後には、ちょっとした戸惑いと
悩みを含んだものに変わっていました。
この続きは、25日のシンポジウムに持ち越しとなりました。
そのときには、妻や子供を連れて行こうという人も。いいことですね。
さて、真剣な学びの後は、楽しい懇親会があります。
今回は清水駅前に移転オープンしたばかりの「小台湾」さんが会場です。
http://www7.plala.or.jp/littletaiwan/
台湾料理を味わいながら、四方山話に華を咲かせます。
あっという間に3時間が過ぎて、夜の部もお開きとなりました。
25日のシンポジウム、そして7月10日には本田健の静岡講演会も
開催が決まり、静岡の熱い夏がこの日、スタートしました。
勉強会は、ライフワークスクールの受講生向けに開催しています。
そのタイミングに合ったテーマを選び、一冊の本を課題図書として
それを読んだ上で、意見交換を行っています。
今回のテーマは、サドベリースクールです。
今月25日に静岡大学で公開シンポジウムが開催されるのに先立って、
しっかりと予習しておこう、というわけですね。
公開シンポジウム 「21世紀の公教育 オルタナティブ・スクールとの対話」
http://www.ipc.shizuoka.ac.jp/~emfujii/chubu/
まずはサドベリースクールがどんな学校なのか、を知るところから。
今回の課題図書は「世界一素敵な学校」ダニエル・グリーンバーグ著でした。
当日、静岡の朝は、激しい雨。電車のダイヤも大幅に乱れました。
しかし、会が始まる前に雨は上がり、遅れる人もなく始めることができました。
最近受講された方も参加されたので、まずは自己紹介と近況報告から。
「予定していた仕事が、実は急に方向転換することに…」
「ライフワークカウンセラーの認定がとれました」
「地震のあとに、いろいろな感情が出てきたけど、それと向き合うことができた」
「ライフワークの新しい方向性に気づきました!」
状況はひとりひとり違いますが、みんなの人生が進んでいることを感じました。
勉強会に出ると、仲間からたくさんの刺激を受けることができます。
それこそが継続的に集まることの、本当に成果かもしれません。
さて次に、課題図書を読んだ感想をシェアしていきました。
「これは自分が通いたかった学校です」
「自分の子供を通わせてみたい」
「親として通わせたいけど、すごく悩む…」
「何らかの形で、運営に貢献してみたい」
さすが受講生の集まりで、ほとんど肯定的な感想ばかりでした。
続いて、本家ボストンのサドベリーバレースクールを紹介したビデオを鑑賞。
そこで私たちは、想像以上に厳しい学校生活を目の当たりにすることに…。
自己責任と自由というのは、聞く(読む)と見るのとでは大違いでした。
自分ひとりで、黙々と数学を勉強する少年の姿。
プロジェクトの資金集めのために、アイスクリームを学内で売る少女。
4歳の子供に、親が「自分の教育には自分で責任を持つのよ」という場面には
思わずため息が漏れます。
お金を盗んだ少女の処分を、みんなで審理して決めるプロセス。
卒業を認めてもらうために、自分の進路をプレゼンして質問に答える様子。
本だけでは肯定的だった雰囲気が、ビデオ鑑賞後には、ちょっとした戸惑いと
悩みを含んだものに変わっていました。
この続きは、25日のシンポジウムに持ち越しとなりました。
そのときには、妻や子供を連れて行こうという人も。いいことですね。
さて、真剣な学びの後は、楽しい懇親会があります。
今回は清水駅前に移転オープンしたばかりの「小台湾」さんが会場です。
http://www7.plala.or.jp/littletaiwan/
台湾料理を味わいながら、四方山話に華を咲かせます。
あっという間に3時間が過ぎて、夜の部もお開きとなりました。
25日のシンポジウム、そして7月10日には本田健の静岡講演会も
開催が決まり、静岡の熱い夏がこの日、スタートしました。
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