2011年6月12日日曜日

サドベリースクールについて学ぶ勉強会を開催しました

6月11日(土)に、勉強会を開催しました。

勉強会は、ライフワークスクールの受講生向けに開催しています。
そのタイミングに合ったテーマを選び、一冊の本を課題図書として
それを読んだ上で、意見交換を行っています。

今回のテーマは、サドベリースクールです。

今月25日に静岡大学で公開シンポジウムが開催されるのに先立って、
しっかりと予習しておこう、というわけですね。

公開シンポジウム 「21世紀の公教育 オルタナティブ・スクールとの対話」
http://www.ipc.shizuoka.ac.jp/~emfujii/chubu/

まずはサドベリースクールがどんな学校なのか、を知るところから。
今回の課題図書は「世界一素敵な学校」ダニエル・グリーンバーグ著でした。

当日、静岡の朝は、激しい雨。電車のダイヤも大幅に乱れました。
しかし、会が始まる前に雨は上がり、遅れる人もなく始めることができました。

最近受講された方も参加されたので、まずは自己紹介と近況報告から。
「予定していた仕事が、実は急に方向転換することに…」
「ライフワークカウンセラーの認定がとれました」
「地震のあとに、いろいろな感情が出てきたけど、それと向き合うことができた」
「ライフワークの新しい方向性に気づきました!」
状況はひとりひとり違いますが、みんなの人生が進んでいることを感じました。

勉強会に出ると、仲間からたくさんの刺激を受けることができます。
それこそが継続的に集まることの、本当に成果かもしれません。

さて次に、課題図書を読んだ感想をシェアしていきました。
「これは自分が通いたかった学校です」
「自分の子供を通わせてみたい」
「親として通わせたいけど、すごく悩む…」
「何らかの形で、運営に貢献してみたい」
さすが受講生の集まりで、ほとんど肯定的な感想ばかりでした。

続いて、本家ボストンのサドベリーバレースクールを紹介したビデオを鑑賞。
そこで私たちは、想像以上に厳しい学校生活を目の当たりにすることに…。
自己責任と自由というのは、聞く(読む)と見るのとでは大違いでした。

自分ひとりで、黙々と数学を勉強する少年の姿。
プロジェクトの資金集めのために、アイスクリームを学内で売る少女。
4歳の子供に、親が「自分の教育には自分で責任を持つのよ」という場面には
思わずため息が漏れます。
お金を盗んだ少女の処分を、みんなで審理して決めるプロセス。
卒業を認めてもらうために、自分の進路をプレゼンして質問に答える様子。

本だけでは肯定的だった雰囲気が、ビデオ鑑賞後には、ちょっとした戸惑いと
悩みを含んだものに変わっていました。

この続きは、25日のシンポジウムに持ち越しとなりました。
そのときには、妻や子供を連れて行こうという人も。いいことですね。

さて、真剣な学びの後は、楽しい懇親会があります。
今回は清水駅前に移転オープンしたばかりの「小台湾」さんが会場です。
http://www7.plala.or.jp/littletaiwan/
台湾料理を味わいながら、四方山話に華を咲かせます。
あっという間に3時間が過ぎて、夜の部もお開きとなりました。

25日のシンポジウム、そして7月10日には本田健の静岡講演会も
開催が決まり、静岡の熱い夏がこの日、スタートしました。







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